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2017/12/07 07:42
和紙継ぎ紙「紙彩流®」アーティスト 笠原 輝です。
「和紙継ぎ紙「紙彩流®」ってなに?」
と聞かれることがあるのですが、簡単に言ってしまうと
日本が昔から使っている和紙を使ってデザインするアートです。
サイトの記事の最初は、なぜ和紙継ぎ紙技法の紙彩流を習い始めたのか。
そのことから書いていきたいと思います。
和紙継ぎ紙とは?
継ぎ紙とは平安時代から続く【王朝継ぎ紙】の技術で
その技術を応用し、和紙本来の素材の良さを究極に高めたのが
画家・着物デザイナーとして50年のキャリアを誇る山下純一郎先生です。
その技術を総称して山下先生が打ち出したのが【紙彩流®】です。
(山下先生の作品)
和紙継ぎ紙を習い始めたきっかけ
山下先生と初めてお会いしたのは、半蔵門にある三番町倶楽部で開かれた合同展覧会です。
書道、墨絵、アートなど様々な分野で活躍するアーティストが揃って出展した展示会に
僕がいけばなの作品で参加したときです。
作品を一目で見た時に自分の感性が反応し、その場ですぐにファンになり
会期中ずっと作品を見ていました。この展示会の後に増上寺で開かれた展示会にも足を運び
作品の多くを手に持って鑑賞。(どの作品も値が張るものです)
その頃からこの継ぎ紙の技術を学びたいと伝えていましたが
まだ準備が整っていなかったので、その日が来ることを楽しみに待っていました。
その期間の間、僕はいけばなの世界から抜けて自分だけの花を表現する道を選びました。
が、どうやって他のフラワーアーティストと差別化しようか、どうやって進めていこうか迷っていたところに
継ぎ紙教室の案内を目にします。
内心参加したいなと思いつつも、こんな迷っている状態で行っても・・・という状態で
参加を迷っていた矢先に山下先生からFacebookを通じて連絡をいただき
こう言ってくださいました。
「和紙と花は合うし、いけばなだけに捉われない自分だけのオリジナルの花を
和紙継ぎ紙と一緒に作っていけばいいじゃないか」
そう言われて参加を決めました。
そこから教室に通い始め、その面白さと自分のコンプレックスだった独特の感性が、
『本当はすごい武器になるんだ』ということを自分で認められ、表現できる楽しみに変わりました。
今では1日のほとんどを継ぎ紙技術を高めることや作品制作に使い、
制作しているときの様子は誰の目から見ても楽しんでやっていると言われているほどです。
それほど楽しく集中しているので毎日が気づきと発見の連続です。
和紙継ぎ紙「紙彩流®」の専門をガラス花器へ
さて、和紙継ぎ紙「紙彩流®」と言っても何に貼るのかという疑問が湧いてきたかと思います。
和紙が貼れるものなら何でも大丈夫です。
陶器、木の板、石、ガラス、花器など様々です。
教室では何をメインにやっていくのかを決めていきますが
僕の場合は花も活けたかったのでガラス花器にしました。
上2枚の写真は練習がてら100円均一のコップで作ったものです。
そして、下の写真はライブ会場で和紙継ぎ紙で作ったガラス花器とそれに花を活けた写真です。
照明の入り具合で色々な味が出て来るので、ガラス花器に和紙継ぎ紙はぴったりでした。
このようにして装飾しているのは僕が初めてなので
自分だけのオリジナルのものができた形です。
今後はこれを追求し、花とガラス花器などの和紙継ぎ紙アートを
自分の感性と技術で切り開いていき独特の世界観を演出していきます。
そのための未来展開図はすでにできているので、実現していき
後世に残していけるように頑張っていきますので、
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