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2017/12/07 07:44

和紙継ぎ紙を始めて半年が過ぎようとしています。

この技術を学ぶ前は和紙に触れる機会はほとんどなかったと思います。
小学生の頃に和紙を作る体験をしたくらいで、他はほとんど見ることもありませんでした。
それだけ現代の日本では和紙に触れるどころか、見る機会が減っているのだとも思いました。

和紙と言ってもその種類はたくさんあり、先日記事にした和紙の種類でさえも
まだほんの数種類程度です。

 

季節を表すかさね色は日本人に馴染みがある組み合わせ

かさね色

和紙を何枚も重ねて独特の変化をつける「かさね色」というものが
あるということ自体知りませんでした。これは平安時代あたりの十二単を代表に
色の組み合わせで季節の変化を表したり、教養を図るために生み出された
日本独自の色の組み合わせです。

植物の色パターンをベースにしているものがほとんどで
2〜3色を使って色の明暗の変化やグラデーションを楽しんだりしていたとのこと。

この配色を和紙継ぎ紙に応用したり、組み合わせからヒントを得て
色々な組み合わせを試したりします。これにデザイン性をプラスすることが
自分の感性を表現することに繋がります。

個人的にはいけばなをやっていたので自然と植物がもつ色の組み合わせが
頭に入っているので組み合わせには困りませんでしたが、
人によっては色の組み合わせに違和感を強くもつ人がいます。
その点ではいけばなをやっていて良かったなと思いました。

 

和紙継ぎ紙 ガラス花器(花瓶)を一家に一瓶あるようにしたい!

夕焼け pink

日本人ほど季節の移り変わりに敏感で、四季があることで多くの植物が育ち
色の微妙な変化に敏感で、繊細な感性をもつ人種はいません。

和紙の種類もたくさんありますが、色の種類もたくさんあります。
しかも色の名前には植物の名前だけでなく、生き物の名前が付いているものもあります。

和紙は洋紙と違い、独特の温かみがあることを感じた人は多いと思います。
おそらくこれは日本人だけでなく、海外の人も同じように感じる人が多いと聞きます。
和紙には人の心を温かくする効果があるのかもしれません。

それならば同じように和紙を貼ったガラス花器も同じように感じるはずです。
そこに自分の感性をプラスしたもので、さらに見る人の心を穏やかに温かく包み込めたら
もっと自分の心と向き合っていけるのではないかと思っています。
ガラス花器(花瓶)なので花を入れて飾るとさらにその効果が高まります。
すでにそれはやっていますが、やはり反応が違うことを実感しています。

情報化社会、変化のスピードが速い、スマホの普及で時間を奪われているなど
自分の心と向き合ったり、落ち着いたりする時間が取りづらくなっています。

自分で意識的に時間を作ることができますが、それができないことも多いはずです。
それならば生活空間に和紙継ぎ紙 ガラス花器(花瓶)を置いて
意識せずとも自然と自分の心に向き合ったり、ホッとしてほしい。

各々の花器には作者の僕自身のテーマや想いが込められていますが、
それとは関係なしにそう感じてほしいと思います。

【和紙継ぎ紙 ガラス花器を一家に1瓶】を1つの目標として
今後、様々なことをやっていきます。